【華流】女医 明妃伝 感想
女医 明妃伝【★★★★★】
『宮廷女官若曦』でおなじみのリウ・シーシーさんがヒロインのドラマです。
ネットの評価では高評価というわけではないようですが、
私はとても気に入った作品です。
何が気に入ったかと言いますと、
ヒロインの譚允賢と、ウォレス・フォさん演じる明の皇帝祁鎮(正統帝)との
信頼関係というか、心のつながりというか…
短絡的に恋愛関係に発展させず、
大人で立場ある二人だからこそお互いに距離を保ちながら、
それでも深く思い合っている、という、
そういう部分が細やかに描かれていて、私はとても気に入ったんですよね。
最後まで是非観てほしい作品です。
最終回大好き。
私はそもそもこの作品を観るつもりはなかったのですが、
何かのきっかけで第1話を見たときに、
『若曦』のリウ・シーシーさんと
『ミーユエ』ホアン・シュアンさんがでているではありませんか!
これは見なければ!と思い、観始めてハマって一気に完走してしまいました。笑
中国ドラマほぼ初心者の私は、
なんとウォレス・フォさんを知らなかったんですね~。
でもこのドラマでステキだ!と思い、
観ようかどうか迷っていた『如懿伝』にまで手が伸びております。
(現在35話目で中断中ですが数か月以内の完走を目指しております)
この方ですね↓↓
ドラマの舞台となっている時代について
中国の歴史劇を観るときに、
私はどうしても気になってしまうのが史実です。
いや、いいんですよ。いいんです。
フィクションだからこそ楽しめるので。
でも、ウィキペディアレベルでもいいから知りたい!
と思って毎回調べてしまいます。
今回も調べてみました。
ヒロインのモデルは明王朝時代に実在した女医
リウ・シーシーさん演じる譚允賢(タン・ユンシェン)は、
明王朝時代に実在したとされる女医さんだそうです。
ただ、実在した人物が生きた年代は1461–1554*1
で、今回の舞台となっている明の正統帝(1427-64*2と景泰帝(1428-57*3)の時代よりも一世代くらい後の人のようです。
なので、 允賢と朱祁鎮(正統帝)・朱祁鈺(景泰帝)兄弟との
からみはフィクションのようですね。
でも、いいんです。ドラマなんで。
明の皇帝がオイラトの捕虜となったのは史実
ドラマの中で祁鎮と允賢はオイラトの捕虜となりますが、
祁鎮が親征に失敗してオイラトの捕虜となったのは史実。
これは有名な土木の変(1449年)という事件のようですね。
世界史を履修していた人はほぼ常識として知っているそうです。
私は…知らなかった~。
明の皇帝が親征(皇帝自ら出陣すること)して捕虜になるって…
そんな大事件が起こるもんなんですね。
さすが中国4000年の歴史。
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