韓流・華流日誌

筆者がこれまで観てきた韓国ドラマや中国ドラマなどについて個人的な感想をつれづれにつづるサイトです。基本的に批評というよりは、面白い韓国ドラマ、面白い中国ドラマについて韓流愛、華流愛をぶちまける感じになると思います。

【華流】射鵰英雄伝(しゃちょうえいゆうでん) 感想

射鵰英雄伝【★★★★☆】

中華圏では誰もが知っていると言われる超有名な武侠小説をドラマ化した作品。

何度かドラマ化されていて、筆者が今回見たのは2017年版(おそらく最新版)です。

 

いや、面白かったです!

何でもっと早くに見ておかなかったのかと。

いやいや、以前の筆者は、

武侠ドラマをちっとも面白いと感じることができなかったので、

きっと以前に見ても全然楽しめなかったと思います。

 

中国ドラマを観るようになって、

武侠ドラマを面白いと感じられるようになったことがうれしいです。笑

 

実は結構前に、射鵰英雄伝の続編の「神雕侠侶(2014年版)」を見たことがあるのです。

が、

そのころ中国ドラマ初心者だった筆者は武侠ドラマの世界観について行けず、途中で観るのを断念してしまったんですよねorz

ぴょーんって飛んだり、くるくる回ったり、

「はっ」て力を入れたら周りの人が吹き飛ばされたり…。

ドラゴンボールならいいけど実写じゃ見れない…

だめだ…これは…ついて行けない…と思ってしまっていたのでした。

 

でも、

ありえないジャンプ力やありえない速さ、

手を触れずに相手を吹き飛ばす能力、

こういった技こそが武侠モノの醍醐味である、

ということがだんだんわかってきたんですよね。

 

筆者の感覚からすると、

最強の剣士は、宮本武蔵のような、

剣豪のイメージが強いですが、

 

中国の武侠モノでは、枠が全く違うような気がします。

技の習得に加えて、

自分の中の「内功」(気?)を鍛えることで、

自分の身体を自在にコントロールできるばかりでなく、

技の威力も何倍にもなります。

 

まるで「マンガの世界だ!」という気もしますが、

おそらく日本人にとっての「マンガの世界」よりも

より文化的に根付いた感覚なのかなと思います。

 

だって、「マンガ」であれば設定は作品毎にことなりますよね?

でも、中国の武侠モノでは、「内功」の設定とか、

武術を取得した人がありえないくらい身軽である、

という設定とかは、特に説明なしに出てくるんです。

これはもう「そういうものだ」という共通認識がある、ということでしょう。

 

それを理解してからは、

武侠モノを楽しめるようになってきたんですよね^^

 

それに加えて、中国ドラマのクオリティが、

めちゃくちゃ上がっているような気がします。

CGやワイヤーは相変わらず多いですが、

CGなんてちょっと前のやつは結構ひどかったですが、

最近の作品のCGは、え?これCGだよね?っていうくらい

質が高くなっていると感じます。

おかげて作品に入り込みやすいです。

 

さて、前置きは長くなってしまいましたが、

「射鵰英雄伝」。

めちゃくちゃ有名な作品なので、

あらすじは割愛して、

キャストと役柄について感想を言っていけたらと思います。

 

射鵰英雄伝(2017年)キャスト

郭靖(グォ・チン):楊旭文(ヤン・シューウェン)

郭靖はこの作品の主人公。

できの良い子ではありませんが、めちゃくちゃ良い奴。

そのせいか、いろんな縁に恵まれて、

頼れる奴に成長していきます。

演じている楊旭文はスッキリとした顔立ちの長身イケメンです。

「青雲志ⅠⅡ」にも出ていました。

その時は結構強いキャラだったので、今回の心優しい少年役は意外でした。

 

黄蓉(ホアン・ロン):李一桐(リー・イートン

父親がめっちゃ強い人。本人もめっちゃ強い。笑

郭靖と恋に落ちて一緒に旅をします。

強いので、結構な頻度で郭靖を助けます。

演じているのは涙袋小顔美人の李一桐ちゃん。

もう、かわいい!笑

でもアクションもできるんですよね~。

結構見ごたえありました。

 

楊康(ヤン・カン):陳星旭(チェン・シンシュー)

郭靖と楊康の父親同士が義兄弟で、本人たちも義兄弟の契りを交わしますが、

楊康は、ほんと、心が弱くて悪い奴です。笑

生い立ちも複雑で、高貴な身分として育てられていましたが実は…みたいな、

楊康自身がよりグレていく要素もあったり、

善良で良縁に恵まれてどんどんパワーパップしていく

郭靖への妬みが増大していくところとか、

そのせいで身の破滅を招いて行ってしまうところとか、

かわいそうですが、見ごたえたっぷりです。

 

ほかにもメインキャストはたくさんいますが、

長くなってしまいそうなので、

筆者が一番好きなキャラを。

洪七公(ホン・チーゴン):趙立新(チャオ・リーシン)

「天下五絶」(五代武術家)の一人で「北丐」とも呼ばれています。

ホームレスのような恰好をしていますが、

めちゃくちゃ強い。

自由人なので、弟子をとることを好みませんでしたが、

食欲が強すぎる(なんだこの弱点はw)ことを黄蓉につけこまれ、

郭靖に武術を伝授することになってしまいます。

嫌々言いながらも、郭靖の面倒をしっかり見るところとか、

神出鬼没で大事なところで現れるところとか、

筆者はこのキャラが一番すきなんですよね~。

演じている俳優さんも好きです。

「ミーユエ」「鳳凰の飛翔」にも出ていました。

参謀のような役柄のイメージでしたが、

今回の洪七公のような破天荒の役もぴったりでした。

楽しめた。笑

 

なんか、すごく長くなってしまいましたが、

結論、結構面白いので、まだ見ていない人には是非見てほしい作品です!

 

筆者はアマプラで観ました^^