【華流】ミステリーin上海 感想
ミステリーin上海【★★★★☆】
この作品、筆者は結構楽しめました。
中華民国時代(1930年前後)の上海を舞台にした探偵モノです。
同時代の上海を舞台にした探偵モノ作品に
「紳士探偵L」や「同居人は名探偵」などがあるのですが、
筆者はこの時代をテーマにした作品の、
レトロなファッションや雰囲気が結構好きです。
正直、ストーリーよりも、世界観を楽しんだ感じです^^
この作品自体は、オーストラリアの人気ドラマ
(Miss Fisher’s Murder Mysteries)のリメイクだそうで、
上流階級出身の才色兼備でおしゃれ、
かつ好奇心旺盛な女性私立探偵スー・ウェンリーが、
上海警察のルオ刑事と協力しながら
(時には振り回しながら)
難事件を次々と解決していく、というストーリーです。
洗練された雰囲気のスー・ウェンリーが、
事件のこととなると好奇心のままに破天荒なふるまいをする
そのギャップや、
スー・ウェンリーの有能さを認めながらも、
毎回振り回されてしまうルオ警部と
スー・ウェンリーの夫婦漫才のような掛け合いなど、
鉄板の面白さがあります。
また、こうした個別の事件解決のストーリーに加え、
幼少期に発生したスー・ウェンリーの妹の殺人事件の真相に迫っていく
というもう一つのテーマがあり、
物語全体に不気味な影を落としていて、
サスペンス要素が深まって見ごたえがあります。
筆者は正直、刑事ドラマやサスペンスものがあまり好きではないので、
この作品のストーリーがめちゃくちゃ面白いかというと、
個人的にはそうでもないかな、という感じはします。
でも、このドラマの雰囲気や世界観は結構気に入って最後まで見ることができたので、
中国ドラマが好きな方にはおすすめできるドラマかなと思います。
キャストも結構豪華でしたし^^
キャスト
マー・イーリー(スー・ウェンリー役)
ベテランの女優さんで、
中国国内での受賞歴も多数ある方のようですが、
筆者は初めて見ました。
筆者は歴史劇を見ることが多いのですが、
この方は現代劇の出演作が多いようですね。
洗練された雰囲気と、おちゃめなしぐさや行動とのギャップが魅力的でした。
ガオ・ウェイグアン(ルオ刑事)
「桃花シリーズ」の東華帝君役でおなじみのガオ・ウェイグアンが
スー・ウェンリーの相手役のルオ刑事役でした!
スーツ姿もめちゃめちゃにあっていました。
東華帝君ファンの方はガオ・ウェイグアンだけでも
見る価値があるかもしれません^^