【華流】孫子兵法 感想
孫子兵法【★★★★☆】
このドラマ、予想外に結構面白かったです!
(ネットの評価が低かったので、期待しないで観たからかもしれませんが。)
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紀元前500年代の春秋戦国時代が舞台です。
いろんな国が群雄割拠する時代。
ドラマの舞台も孫武が生まれたとされる「斉」から「楚」、
孫武が将軍として活躍する「呉」、
そして「呉」の宿敵「越」、
と、一つの国にとどまりません。
全体を通して、戦闘シーンがあったり、国同士の駆け引きがあったり、
国内での権力争いがあったり(結構残虐…)、
主君をダメにする奸臣がいたり、一方で義に厚い人がいたりと、
硬派な大河ドラマ、といった感じのドラマです。
三国志が好きな方なら好きになれると思います。
(三国志よりもちょっと俗っぽい印象ではありますが)
主演は朱亜文(チュー・ヤーウェン)。
「大明皇妃」で明の皇帝役を演じている俳優さんです。
余談ですが、この人、「孫子兵法」が放送された2008年頃は、
たぶん24歳くらいなんですが、めっちゃ落ち着いていてとても24歳に見えない!笑
そしてもっと驚くのが、「大明皇妃」の皇帝役は「孫子兵法」から10年経過していますが、容姿が少しも衰えていない。
なんか、すごいです。笑
以上、余談でした。
あと、筆者が個人的にこのドラマを観て良かったと思ったところは、
学生時代に国語や世界史で習ったことが、いろいろ腹落ちしたことです。
仲の悪い者同士が一つの目的のために力を合わせて頑張ること、
という意味だそうですが、
このドラマを観ると、「呉」と「越」がすごく仲悪いんだなって腹落ちします。笑
でも今回、このドラマをきっかけに色々調べてみたところ、
「そもそも孫武って存在したの?」
という論争があると知って驚きました。
(しかも結構有力説)
後世に残るような、しかも2500年後の世界にも通用するような、
突然歴史から姿を消して没年もお墓も正確なことは不明なのだとか。
そもそも、登場していてしかるべき史書に登場しないことから、
後世の作り話か?説があるそうです。
謎めいた存在なんですね。
このドラマでは、そんな謎めいた孫武の後半生を思わせるような、
そんな終わり方でした。
私は最後好きです。是非最後まで観てほしい。
ただ、一言いいたい。
「途中、どうしちゃったの!?」って。
いきなり戦闘シーンや設定が雑になる箇所があるんです。
あきらかにこれまで使った映像を合成しただけだろ!
というシーンや、
孫武やその友人の伍子胥はいきなり30歳くらい歳とっているのに、
奥さんや子どもは時間が止まったように変わっていない、
という部分があって、
「雑すぎでしょ」
と突っ込みたくなりました。笑
でも、それでもストーリーとしては面白かったですし、
筆者は最後まで飽きずに見ることができました^^
硬派な中国歴史ドラマ好きの方には、おすすめのドラマです。
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筆者は以下のサイトで観ました。
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