韓流・華流日誌

筆者がこれまで観てきた韓国ドラマや中国ドラマなどについて個人的な感想をつれづれにつづるサイトです。基本的に批評というよりは、面白い韓国ドラマ、面白い中国ドラマについて韓流愛、華流愛をぶちまける感じになると思います。

【華流】独孤伽羅~皇后の願い~ 感想

【華流】独孤伽羅~皇后の誓い~ 【★★★★☆】

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(画像引用元:https://www.cinemart.co.jp/dc/images/dugu_top.jpg

 

全55話!

うん!面白かったです^^

 

隋の初代皇帝楊堅の皇后である「独孤伽羅」が主役のお話です。

北周の官僚の娘として生まれた独孤伽羅が、

同じく北周の将軍家の息子楊堅と結婚し、

後に楊堅が建国した「隋」の皇后になるまでを描いています。

 

ラブロマンスから権力闘争まで、いろんな要素が入ったドラマで、

最後まで飽きずに楽しめました。

 

筆者は、独孤伽羅については、

「ムーラン」と言うドラマでその存在を初めて知りました。

 

中国を再統一して南北朝時代に終止符を打ったのが「隋」。

歴史の授業で習った「遣隋使」でおなじみの国です。

でもその「隋」という国の初代皇帝に、

夫に一夫一婦を貫かせた「独孤伽羅」という恐妻皇后が

いたことは全く知りませんでした。

 

「ムーラン」では、

強くて無慈悲で凄みのある皇后として

描かれていたので、

その印象がとても強かったのですが、

 

この「独孤伽羅~皇后の願い~」で描かれている彼女は、

とてもかわいらしくて、天真爛漫な女の子として登場します。

 

 一夫一婦を貫かせた夫楊堅とは、ラブラブなのかと思いきや、

始めは誤解などもあり、お互いに反発し合っているところからのスタートです。

はい。それからだんだん理解しあって愛し合っていく展開です^^

 そこが物語として面白いところです。

あと、北周の皇帝になる宇文邕(うぶんよう)との三角関係も見どころです。

 

筆者が個人的に一番意外だったのは、

宇文護(うぶんご)というキャラ。

この宇文護は、北周に実在した人物で、

皇帝の親族ながら帝位の系統から外れていて、

皇帝にはなれないけれども、

皇帝を傀儡にして独裁政治を行った人だそうで、

同じ時代を描いた中国ドラマ「蘭陵王」、「蘭陵王妃」にも

悪役として出てきます。

 

今回のドラマでも悪役っちゃあ悪役なのですが、

めっちゃイケメンなのですよ。

おじいちゃんのイメージだったので、超意外でした。

この方↓↓ シュー・ジェンシー(徐正曦)

https://www2.myjcom.jp/special/tv/hualiu/feature/dokkokara/images/ph_profile_03.jpg

(画像引用元:https://www2.myjcom.jp/special/tv/hualiu/feature/dokkokara/images/ph_profile_03.jpg)

 

しかも、独孤伽羅の一番目のお姉さんとのロマンスまであります。

見どころ満載です。

 

あと、もう一人の気になる悪役は、

独孤伽羅の二番目のお姉さんの独孤曼陀(どっこばんだ)と言うキャラ。

自分の出目の卑しさにコンプレックスをもっていて、

何かと独孤伽羅を陥れようとします。

血のつながった妹(独孤伽羅)にそんなことする?

みたいなことをするキャラです。

でも時々良い人になったり…あまり安定しないキャラでもあります。笑

 

このキャラがなぜ気になったかというと、

後に唐を建国した「李淵」の母親がモデルになっていると思われます。

 

そう、南北朝時代を経て中国を再統一した隋は、

30年ちょいで滅亡していまうんですね。はかない…。

その後に建国されるのが「唐」なのですが、

その初代皇帝が李淵です。

独孤曼陀のモデルとなった独孤氏は、

李淵が皇帝になったあと、元貞皇后として追尊されたそうです。

 

まぁ、このドラマとは全然関係ないのですが、

ドラマを観ることでキャラクターに興味がわいて、

そのキャラクターから中国の歴史を色々掘り下げていけるのは

結構面白いなぁと思います。

 

もちろん、ドラマとしてもとても面白かったので、

おすすめのドラマです。